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心和整体療術院 研究誌

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水...それは命の起源...だけども...

まったくどうして一体どうなっているのやら?
先々週に風邪を引いたのですが、症状が軽くなるにつれ今度はくしゃみが止まらなくなるという状態に。
一日中くしゃみと鼻水に苛まれ、気力と体力を徐々に削られるしまつです。
それも軽減してきてやっと日常に戻れると思った矢先に、再度くしゃみと鼻水の来襲。
どうも黄砂という噂です。
つまり何が言いたいのかというと、先週辛くてブログを書けませんでした……。

さて気を取り直していきましょう…。

生命の源なんて呼ばれている水ですが、健康や美容のために飲んでいるなんて人は少なくないと思います。
一時メディアなどにもモデルさんが「1日〇〇リットル飲んでます」みたいな内容で。
ちなみに大まかな目安は『1日2リットル』のようです。
この健康法は、人間が1日にとるべき水の量は2リットルという所からきているようだが実際はどうなんでしょう?
確かに人間は1日に体重の約4%程度の水分が必要とされています。
体重が50㎏の人の場合、丁度2リットルになることから、その分を摂取しなければならないという理屈ですね。
しかし当然ながら、水分は水・お茶・ジュースだけではなく、味噌汁・スープは勿論、ご飯や野菜・肉・魚などにも含まれている。
つまり、食事をする度に1日800ミリリットル程度の水分摂取はされている。
そうすると、必要な水分は残り1リットル余りということになる。
ということは、1日2リットルは取り過ぎなのである。
そもそも季節によって発汗量が異なるので必要な水分量は変化する。
同様に仕事やライフスタイルによっても大きく変わるはずです。
こうした条件を考慮せず、誰もが1日2リットルというのは無理が生じるはずである。

この健康法を行うことによって、血流がよくなり基礎代謝が向上し無理なくダイエットに効くとも言われている。
こうした効果も多少は得られるだろうが、リスクもある。
まず、胃液が大量の水分で薄まるので、食べたものを消化しにくくなる恐れがある。
合わせて腸内環境も悪化することから、免疫細胞の働きが悪くなり、風邪などの感染症になるリスクも上がる。
更に、大量に水を飲み過ぎると、腎臓の働きが追い付かなくなり水中毒(低ナトリウム血症)を起こすことも。

ダイエットに成功しても健康を損なっては元も子もないですよね!
自分に合った適量を見極めましょう!!!

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