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心和整体療術院 研究誌

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整体師のちょっと気になる話~自律神経~(23)

前回は『動物性たんぱく質が必須』というお話でした。

今回は『貧血と自律神経の似ている症状というお話です。

『鉄分不足でなければ、自律神経を疑え!!』といきなり核心を突いていきます。
めまい、立ちくらみ、息切れ、動悸、朝起きるのがつらい、疲れやすく身体がだるい、頭痛、肩こり、イライラ・・・・・・。
これらは全て貧血でも自律神経が乱れた際にも現れる症状となります。
つまり貧血と自律神経の症状は類似しており、一般人には見分けがつきにくいから困ったものです。
厄介なのは症状は似ているが、原因は全く違うという点にあります。

貧血の原因の多くは鉄分不足です。
鉄分が足りないと赤血球に含まれるヘモグロビンが生成できず減少します。
ヘモグロビンは体全体に酸素を運ぶという重要な役割を担っているので減少してしまうと、体の隅々まで酸素が行き渡らないと息切れや動悸、倦怠感などの不調が現れはじめるのです。

自律神経は日頃のストレスや疲れ、不規則な生活習慣などにより、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ起こるものになります。

貧血は鉄分を補うサプリメントや食事で改善可能ですが、自律神経の症状改善には心身を休めることがまずは大切となるのです。

両者を見分ける簡単な方法は血液検査となります。
当然鉄分が不足していれば貧血であることは一目瞭然となりますからね。
なので、もしも血液検査で問題がなければ自律神経のバランスが崩れているという可能性があります。

慌ただしい季節でが、『身体の調子がいつもと違うなっ!
』と思ったら無理せず早急に休息して下さいね。

では今回はここまでで。

次回は『~自律神経~(24)』で続きのお話をしたいと思います。

それではまた^^

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