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心和整体療術院 研究誌

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整体師のちょっと気になる話~自律神経~(7)

前回は『産後の女性は注意』というお話でした。

今回は『自律神経と年齢』というお話です。

自律神経の乱れを引き起こすのは、「不規則な生活習慣」や「ストレス」ばかりではありません。
人間生きていれば誰もが必ず訪れる、加齢により自律神経の働きが影響されると考えられています。
10~20代位までは副交感神経の働きが高く、多少の無理や夜更かしをしても一晩寝れば疲れをリセットできる人が多いですね。
ところがお医者さんの調べたデータでは、

  ◆男性⇒30代
  ◆女性⇒40代

位になる頃から急激に副交感神経の働きが衰え始め、交感神経優位の状態に偏りがちになるそうです。
その結果

 男性の場合
  ★大体30代中頃から神経や筋肉に十分な栄養が供給されにくくなり体力や筋力の衰えが目立ち始める
  ★男性のトップアスリートの引退がこの年代の前後に集中

 女性の場合
  ★40代以降に心身に様々な不調を感じやすくなる
  ★動悸やイライラなどの更年期特有の症状がこの時期にホルモンバランスが大きく変化することにより起こる

また判断力や集中力が衰えたり、休養をとっても疲れが残ったりといった加齢による不調は自律神経が大きく関わっています。
ということは自律神経の乱れは誰しも訪れるということになります。
つまり自身の身体の変化をしっかり見つめ、早めの対策(早目に休んだり、いつもより無理をしないなど)をとっておくことが必要になるかもしれません。

では今回はここまでで。
次回は『~自律神経~(8)』で続きのお話をしたいと思います。

それではまた^^

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