心和整体療術院 研究誌

整体師のちょっと気になる話~腰痛~(12)『柔』

前回は『動』というお話でした。

今回は『柔というお話です。

『体が硬いと腰痛になりやすい』そう考えている人は多いのではないでしょうか。
もちろん筋肉や関節の柔軟性が低下していると腰痛になりやすいのは事実です。
しかし対極にいるはずの体が柔らかい方もご注意を!
実際にヨガの先生や新体操選手といった常人よりも体が柔らかいとされている人達も腰痛持ちは少なくないのです。
ではどうしてこんなことが起こるのでしょうか?
答えは意外にも体の使い方あるのです。
前屈の姿勢を例にあげると

 ●腰や背中を曲げて状態を倒している(イメージは猫背のまま前に倒れる)
 ●股関節を支点にして骨盤から倒している

これら2点が腰にかかる負荷となります。
これは腰や背骨を曲げた前屈は、一時的に腰椎と腰椎の間が緩んで不安定な状態を作り腰にダメージを与えることがあるのです。
短期で症状が出る訳ではないですが、長年に渡り繰り返されればヘルニアになりやすくなるリスクが大きくなることも・・・・・・。
つまり柔軟をすることは非常に大切ですが、
過度に丸めるような間違った体の使い方をしてしまうと逆効果になるということです。
体が柔らか過ぎる人は上記に挙げた様な体の使い方ができてしまうのでご注意くださいませ。


では今回はここまでで。

次回は『~腰痛~(13)』で続きのお話をしたいと思います。
それではまた^^

 

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